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Tokyo Exposure 2022​(​Remix)

by kose satoshi piano rock trio

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1.
ナポレオン     作詞/作曲 古瀬智志 ナポレオン 君のスピーチが必要だ 狂った群衆は辛うじて止めた 揺るぎない自信と威厳を以って まだ見ぬ未来に確かなビジョンを 力はこれ以上光を生まない 今こそ言葉を 言葉を ナポレオン 君の登場を待って 水を打ったようだ スピーチの時間だ
2.
グライダー     作詞/作曲 古瀬 智志 消えたと知ったのは4日前の午後 メッセージ1つ 残しもしなかった 考えていたんだ 空っぽの部屋で 真実は未だ僕だけのもの さぁ這い出して行こう みんなが待っている 着替えをして 会いに行こう グライダー 彼女は望んだ 僕らとは違う方角を 振り上げたグラスの破片より速く 混迷の空を超えてった 「ひどい女だ」と 友達がなじる 「その傷は癒える」・・・僕は気遣われてた グライダー 僕は知っていた 彼女は僕と飛ぶつもりだった グライダー グライダー 積みこもうとした 僕の荷物だけ まだ重すぎた グライダー グライダー 捨てられなかった 捨てさせなかった どれも これも それも 君も 僕も 今日も 昨日も グライダー  彼女が残した痕跡を全て消し去って 見るも無残な形のままで  僕は心の中だけのレガシーにした
3.
クライハート     作詞/作曲 古瀬 智志 クライハート 泣くことないのに 君の瞳に映る 涙は何故だよ どうせ全て消えるんだ なくしたものに目を奪われないで ここ以上に価値あるものを これから手に入れよう クライハート また混ざり合って 昨日よりもずっと複雑になってる どうか手を離さないで この先はもっと過酷な迷路なんだ 今日さえ終われば僕らは 新たな僕らになる、なれるさ この不安も その理由も 当たり前さ いま動いているんだ なすすべさえ無かった夜も 僕は夢を捨ててはいなかった クライハート 町を縫って 夜を裂いて 希望だけが今、力となって 迫る闇も 唸る雑踏も ただあるだけの蜃気楼みたいさ クライハート 君と二人 ずっと ずっと クライハート こんな思いを望んだ 望んだ この不安も その理由も 当たり前さ いま動いているんだ 君だけを 連れてゆく 僕が見た理想の世界に クライハート クライハート
4.
ケイティ     作詞・作曲/古瀬智志 ケイティがまた、いつもお決まりの被害妄想で取り乱してる  ケイティ、きっとそうさ おまえのせいじゃないよ みんなもわかってくれるさ 喰い散らかしたままのピザとジャンクフード 今夜もまた泣き声のBGM ケイティ、この暮らしはどう見ても続かないよ おまえには助けが必要さ 誰か月夜の海にそっと連れ出して ただじっと朝まで漂っていたいのに・・・ 僕が日常を取り戻せないのは自分のせいなの? 死んだように眠る顔が 穏やか過ぎて、止め処ない 真っ赤な目で助け求めないで 自分のことで精一杯さ ねえケイティ、いい加減にこの部屋から出て行って 僕からこれ以上奪わないで
5.
センチメンタル     作詞・作曲/古瀬智志 radioから聞こえる声に揺り起こされて 手探りで壁伝いにバスルームに向かう うつ伏せに眠る君はモノクロに溶けて 僕だけがまた異国の地に迷い込んだ 昨日と今日の途中 時が止まる場所 僕の鼓動だけが 静寂のルールに触れて この闇が苦しいほど愛しくて sentimental 僕は今日も滑り落ちて苦笑いの sentimental 水平なハコの中を右へ左へと 僕の視野の中で君は彫刻になった やがてradioさえも僕の耳を離れて 寸分の隙もない モノクロになった 明日を拒む目も 隠した言葉も 全てがこの部屋じゃ その意味を成さなくなって 降り積もる雪みたいに満ちてゆく sentimental 僕は今日も滑り落ちて苦笑いの sentimental 醒めないで 醒めないで 最少の犠牲で 最少の苦痛で 最少の疑問で 最少の不安で 最少の疲労で 最少の過程で 最少の自覚で 最少の腐敗で この指も この体も透け出して sentimental ここにあって ここになくて 昨日よりも sentimental 心から魅了されて 当て所なく sentimental 手を伸ばして触れるには あまりにも sentimental
6.
指令     作詞/作曲 古瀬 智志 いつもの車で いつものやり方で いつものスーツで 決して抜かりはない 昨日の雨さえ 俺に味方してる 邪魔者はいない 今日のヤマはデカイ 他人事ならば 笑い飛ばしてるさ いつも唐突に こんなハメになる 用意周到で 心配などしないが それにしてもまた 今日のヤマはデカイ 角を曲がったら 赤い車を待って ドアが開いたら 状況次第で3秒で終わりさ 並ぶ街路樹が やけに赤く見える 人影が今日は 緑色をしてる ハンドルを握る 手から汗がにじむ 昨日の女も 今なら許せるさ 角を曲がったら 赤い車を待って ドアが開いたら 状況次第で3秒で終わりさ 光が降り注ぐ 天使が舞い降りる 今、時が止まる 俺の息も止まる 角を曲がったら 赤い車を待って ドアが開いたら 状況次第で3秒で終わりさ いつもの車で いつものやり方で
7.
東京エクスポージャー     作詞・作曲/古瀬智志 チープに決めよう こんな夜は 君がいないのも都合がいい ブラックをひとくち 僕はいつでも正気さ いつもの窓辺に明かりはない どうかご無事で また会いましょう 身の程知らずも思いやりだらけで それほど容易いものじゃないさ Rainy Day とまどう程に鋭利で 聞こえるだけで目には見えない Rainy Day どんなに鳴り響いても 窓から手を伸ばしても触れない 小さな不満は口にはしない 意味のない誤解を生みかねない 繊細すぎるのも この町のほうさ 僕が取り乱す訳ないだろう 今夜は 静かにやり遂げよう このまま深い眠りに落ちるまで 明日は この身が擦り切れても 広げた手は下さないつもりだ 剥がれて 覆い尽くしても剥がれて すべてがあらわになる 晒される 流れて また研ぎ澄まされてく 削れて消えてしまう前に チープに決めよう こんな夜は
8.
地下街の住人     作詞・作曲/古瀬智志 バッカスにやられてJINROを飲み干した 今夜も月が吠える 心配はしていない 退化したあの目に俺たちは映らない 情報網をくぐり抜けてどこへだって 暗いのはお手のもんさ 甘いネオンの雨に濡れて 目に映る姿は 何も変わらないのさ  週末の雑踏で地下街の住人は愛を乞うたりはしない 強烈な衝動と調和への葛藤で今日も身悶えるさ 月光が差す闇を縫って ひとつふたつ確かに膨らみ出した 時が訪れるのを待って 今日も静かに 順応しているのさ melody 今聞こえるのは melody ただ焦がれてゆく melody 今日も呼んでる 心にままに融かされてゆく マンションの手前でoralのイカれた女にkissをして 欲しかった静寂を全身で味わった このハートもくれてやろう 暗号化していく詳細はまとめて全部喰らっちまった 情報は要らない 境界を知っても何も変わりはしない 心理戦なら敵はいない 金も銃も全て奪い取ってやろう ただ嘘に溺れる夜には どうしようもないほど深く傷ついて 共感を勝ち得るだけなら 時も価値も選ぶ必要はないさ 現状を知る術があればこそ 地下街がまた俺を受け入れる melody 今聞こえるのは melody  ただ焦がれてゆく melody 今日も呼んでる melody 今日も呼んでる music いまも流れる music 俺に流れる music ここに流れる いつものように 流れ続ける
9.
接続     作詞・作曲/古瀬智志 ジェニーは長い迷いの後 会心の未来を選んだ 足元を覆った闇は 恍惚の大地に変わった 運転手は町に戻って 恋人に再起を誓った ハイウェイは はるか遠く 全てが繋がって行く 博士は苦労の末に 名誉ある称号を得て 発明の喜びを超える 生涯の愛をも手にした 真夜中の二人は今日も プラスティックの森の中で 弾む会話に酔いしれる 全てが繋がって行く 「はじめまして」 「君の名前は」 「君の名前は」 「僕の名前は」 朝焼けのベールが消えて 少年はバスを降りる 一晩中待ち望んだ 再会は間近に迫った 込み上げる思いと共に 一瞬で我に返った 震えが去るのを待って さあ この扉を開けよう
10.
ホームシアター     作詞/作曲 古瀬智志 うとうとしている君の頭が僕の肩でリズムを打つ はずれたメロディ 哀愁のストーリー ヒロインが歌う そのあと笑う 場面はロマンティック 映像はスタイリッシュ スパイシーチキンとジンソーダでgood! ビデオのボリューム落としたままで 君は夢の中 僕は字幕の中 揺れるスクリーンに二人呑み込まれて 「あとがない」と君が言った 「それはない」と僕は笑いとばした そして今日もホームシアター 君の答えは、答えは、答えはね さっきの話、途中で終わった 君があまりに愚痴るもので 意地悪しようとビデオつけたよ 君はどう思った 僕はそう願った ただそれ以外に思いつかなくて 「なくした」って君が泣いて 「まだ手にもしてない」とたしなめたかった また今日もホームシアター 僕の思いは、思いは、思いはね 重なった手のひらにぬくもりは伝わった この部屋を出なければ、出なければ、出なければ でなければ、でなければ、でなければ、でなければ 目が覚めたら、むくんだ顔を嫌って、睨んで、笑って・・・ たとえ今日が最低でも 明日はきっと思い通りになるさ 酔っ払ってホームシアター おやすみ、おやすみ、おやすみ 舞い上がってしくじっても 次こそはやり遂げてみせるさ そのあとでホームシアター 僕の答えは、答えは、答えはね

about

This Remix Album "Tokyo Exposure 2022" was released on 05/02/2022
Original Album "Tokyo Exposure" was released on 2006

credits

released May 2, 2022

kose satoshi piano rock trio

piano&vocal: Satoshi Kose
bass: Toshiro Suzuki
drums: Akira Takano


lyrics&music by Satoshi Kose
mixed by Satoshi Kose
mastered by Masayo Takise (M's DISK)

license

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